蚕・シルクワームの情報

1・シルクワーム(蚕)の事

シルクワーム(蚕蛾の幼虫)は有史以来養蚕の歴史と共に世界中で養殖されてきた益虫です。養蚕は5000年以上の歴史があり中国の神話に登場する五帝の一人黄帝の后西陵氏が飼育したのが始まりとも言われ、西陵氏の名前が元になり絹糸がシルクと言われるようになったとも言われています。

最初は古代中国の宮廷内だけで行われていた養蚕ですが、紀元前1000年頃より一般の農家にも養蚕が広がり、日本には紀元前200年頃に伝来し、奈良時代には北海道東北地方を除く全国各地で広く養蚕が行われるようになりました。

2・大分県では

大分県では主に桑の葉を食べる事から「桑子(くわこ)と呼ばれ」万葉の昔から地域に根付いた産業として親しまれてきました。

弊社のある大分県竹田市荻町にも、その頃から植えられてきた桑の木が、雑木林をはじめ今も尚、そこかしこに自生しています。

そして数千年の時間をかけ、シルクワームは人の手で品種の改良が行われ、沢山の糸と旺盛な繁殖力を身につけました。

3・成長

生まれたての幼虫は体は小さく頭が大きくまばらな毛に覆われています。

幼虫は4回の脱皮を繰り返して5齢目にはいると繭を作り成虫になるため、ものすごい勢いで餌をたくさん食べて大きくなって行きます。これを「壮蚕」と言います。その餌を食べる勢いは凄まじく音となってザザザーと聞こえて来ます。

25日程を経た後、体重は孵化時の1万倍近くにも達し約6~7cmの体格になり製糸用の物はここから繭を採取するための飼育方法に切り替わり、その後は大切に絹糸をいただき衣服や各種素材となって皆様の生活の中に送り出されます。

※繭を作る段階でのシルクワームは体の中に大量の糸の成分を作り始め栄養価が下がるので、もっともペットの食事に適した時期の物をお届けいたします。

4・まとめ

数千年人とともに歩んできたシルクワーム、普段皆様の生活の中で出会うことは少ないですが、これからもずっと私達と一緒に生活や文化に寄り添い歩んで行きます。

私達はその生命にわずかに手を添えながら暮らし、よりよい品質のシルクワームを提供して行きたいと考えております。


【しるくわ日記】養蚕の歴史シリーズ 目次

竹田市の養蚕の歴史1 古代 豊後風土記 直桑村

竹田市の養蚕の歴史2 万治年間(1658~1660)岡藩に養蚕業興る

竹田市の養蚕の歴史3 天保年間(1830年から1844年頃)養蚕の復興

竹田市の養蚕の歴史4 文久年間(1861年から1864年)馬淵小源次と水力製糸

竹田市の養蚕の歴史5 天保・文久~明治の養蚕業の発展

江戸時代

大分県の 養蚕の歴史1

大分県の 養蚕の歴史2

明治時代

大分県の 養蚕の歴史3

大分県の 養蚕の歴史4

大分県の 養蚕の歴史5

大分県の 養蚕の歴史6

大分県の 養蚕の歴史7

大正時代

大分県の 養蚕の歴史8

大分県の 養蚕の歴史9

大分県の 養蚕の歴史10

連載予定

 大分県の養蚕の歴史 昭和時代

 大分県の養蚕の歴史 現代


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