【しるくわ日記】No.11 大分県の 養蚕の歴史 3

2017年05月31日

シルクワームのサンライズがある九州大分県の養蚕の歴史です。

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大分県の 養蚕の歴史 3 明治時代1

大分県の明治時代の養蚕。

廃藩置県と養蚕

 明治の時代になり廃藩置県が行われると、禄(藩の給料)が無くなり失業した状態となった武士へ職を与える必要が出てきました。その時注目されたのが、海外への輸出も出来る養蚕業と製糸業。

 大分県では、鶴崎(現在の大分市鶴崎)にあった、熊本藩の養蚕伝習所を引き継ぎ、明治7年に養蚕試験場を新築、東京の勧業寮試験場に学び最新の技術を導入するなど養蚕と製糸の普及に勤めました。

 この時、鶴崎はかつて熊本藩の所領だったために、桑畑や建物の帰属問題など数々の問題が起こり事業継続が困難になります。しかし、担当者の野津原村の士族「小野帷一郎」の熱意と技術を県も認め、困難を克服し、軌道に乗せる事ができました。

 この頃が、本格的な大分県での輸出用製糸業の始まりとされています。

時代を先駆ける 製糸小組合の登場

 産業の基礎が固まるに連れ、県は、養蚕試験場の主任だった小野帷一郎と、小野のもとで、福島に派遣され養蚕と製糸産業を研究した笹山駒次郎、上平八を任用して、様々な養蚕・製糸の技術試験に望みました。
 この三人のお働きで、県に技術革命がおこり、本格的な生産が開始。

 しかし、江戸時代に小さな藩が分立していた大分県は、各町村の独立心が強く、全体をまとめるのが大変だったので、各郡に製糸の少組合を設けました。この組合制は、当時、全国的にも珍しく、時代を先取りした取り組みでした。

大分県の最初の製糸業組合

明治に設立された製糸組合は以下の通り。

  • 竹田町(竹田市):四山社

  • 西国東郡(豊後高田市):佐野組

  • 日出町(速見郡):日出養蚕組

  • 鶴崎町(大分市東部):興業社

  • 佐伯町(佐伯市):準洽社

  • 森町(玖珠郡):森養蚕組

  • 杵築町(杵築市):養蚕杵築組

  • 大分町(大分市):共同社

  • 臼杵町(臼杵市):蚕繰会社

  • 中津町(中津市):末広会社

  • 宇佐村(宇佐市):辛島組

  • 宇佐町(宇佐市):宇佐養蚕社


【しるくわ日記】養蚕の歴史シリーズ 目次

竹田市の養蚕の歴史1 古代 豊後風土記 直桑村

竹田市の養蚕の歴史2 万治年間(1658~1660)岡藩に養蚕業興る

竹田市の養蚕の歴史3 天保年間(1830年から1844年頃)養蚕の復興

竹田市の養蚕の歴史4 文久年間(1861年から1864年)馬淵小源次と水力製糸

竹田市の養蚕の歴史5 天保・文久~明治の養蚕業の発展

江戸時代

大分県の 養蚕の歴史1

大分県の 養蚕の歴史2

明治時代

大分県の 養蚕の歴史3

大分県の 養蚕の歴史4

大分県の 養蚕の歴史5

大分県の 養蚕の歴史6

連載予定

 大分県の養蚕の歴史 大正時代

 大分県の養蚕の歴史 昭和時代

 大分県の養蚕の歴史 現代


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