【しるくわ日記】No.2 蟻蚕1齢から2齢のシルクワームの育て方

2016年04月14日

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シルクワームの誕生直後の飼育

慎重な環境管理、室温・湿度・日照・換気送風の調整をしながら蚕の卵を孵化させます。

1齢の幼虫には密集した毛が生えて黒い色をしています。

体重は0.005gから成長を初めこの時期からの室温は29°から29.5°を目安に5齢までで一番高い気温で育成を行います。

1日目の給餌量は100頭あたり6gを与えます。

3日目に次の餌を5g与えます。

約4日目に「眠」と言われる脱皮に向けた体内の調整を行う活動の緩慢期に入り餌を食べなくなります。この時飼育箱の蓋を開けて、残っている残餌を乾燥させます。

皮下の脱皮準備が出来た幼虫から脱皮が始まります。脱皮時の体重は羽化した時の10倍以上ととても早く大きくなります。

この脱皮時期を揃えるためにも環境管理を厳密に行う必要があるので、スマートフォンで室内環境のデータを常に確認できるようにICT化して管理しています。

point
室温:29°~29.5°
給餌:1日目に6g、2日目に5g
餌はスライサーで薄切りに
眠 :蓋を開けて残餌の乾燥と箱内の換気

1齢期のシルクワーム(稚蚕・蟻蚕・毛蚕)

シルクワームの1齢起蚕
シルクワームの1年起蚕
1齢と2齢を分けて、残餌と糞を捨てる為の網
シルクワーム1齢の選別

初めての脱皮2齢期の飼育

5日目、無事に脱皮して2齢を迎えたシルクワームを選別するために目の細かい網を使用します。

幼虫が新しい餌(輪切り)を求めて網目をかいくぐり新しい飼育箱に移動します。仕分けられた古い餌は糞と一所に捨てます。

この脱皮初日の餌は8gを与えます。ある程度の顎の強さが出てきているので餌の形は薄めの輪切りにします。

室内温度は28°~29°、ほんの少し気温を下げて保ちます。

7日目に10gの餌を補給します。

8日目に「眠」の状態を迎え、緩慢な動きになり2回めの脱皮準備に入ります。そして3齢へ。

point
室温:28°~29°(ほんの少し下げる)
給餌:5日目に8g、7日目に10g
餌は薄切りの輪切り
眠 :蓋を開けて残餌の乾燥と箱内の換気

2齢期のシルクワーム(稚蚕)

2齢期蚕 2令期蚕 写真 s

慎重に慎重に

人の手で数千年間、養蚕の為に品種改良されてきたシルクワームはとても繊細な生き物です。

慎重に慎重を重ねるシルクワームの最初の育成はとてもこまかい繊細な作業ですが正しい環境を作り管理を怠らなければとても強い生命力でどんどん大きく育ちます。

シルクワームの飼育に挑戦される方は、あきらめずに経験を重ねてください、サンライズも養蚕へチャレンジしようとする方々へいつもアドバイスをさせて頂いています。

養蚕に挑戦する際には網の材質やくぐらせ方など工夫してみてください。いろんな道からモソモソ這い出て来るシルクワームを思わず応援してしまいますよ。

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