【しるくわ日記】No.20 大分県の 養蚕の歴史 13

2018年07月04日

シルクワームのサンライズがある九州大分県の養蚕の歴史です。

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大分県の 養蚕の歴史13 昭和初期

大分県の昭和初期の養蚕。


特約組合による養蚕業の発展

戦前、大企業との「特約組合」方式が導入されるようになると、大企業から、蚕種(卵)や桑の葉を育てる苗や肥料が、安定して供給されるようになりました。

また、技術指導の教師が派遣され、蚕(かいこ)を育てる技術も向上します。

こうして育てられた繭は、特約組合が契約している企業へと納品されました。

養蚕特約組合

この産業と経済が発展する中で生まれた「特約組合」は、大企業に従属する組合の代名詞として定着して行きます。

養蚕農家の苦しい立場

安定した繭の生産ができるようになった一方で、養蚕農家は、自由に繭を、販売する事ができなくなりました。

そのため不況や市場での不利益は、大企業が定める蚕種や肥料の仕入れ額の高騰、繭の買い取り額の低下となって養蚕農家がこおむる事が多くなります。

1929年(昭和4年)におきた世界的大恐慌によるシルクの価格低迷の影響も大きかったそうです。

アメリカ
当時の主な輸出先の一つアメリカで起きた失業者のデモ

そのような状況を解消しようと、政府は、養蚕農家と大企業の両方の都合に合わせ利益を与えようと考えました。

帝国議会開院式之図(有山定次郎)
帝国議会開院式之図(有山定次郎)

そして昭和11年に、繭の取引と仕組みを改善する産繭処理統制法(さんけんしょりとうせいほう)を定めます。

しかし、養蚕農家と大企業の立場の解消には至らなかったそうです。


【しるくわ日記】養蚕の歴史シリーズ 目次

竹田市の養蚕の歴史1 古代 豊後風土記 直桑村

竹田市の養蚕の歴史2 万治年間(1658~1660)岡藩に養蚕業興る

竹田市の養蚕の歴史3 天保年間(1830年から1844年頃)養蚕の復興

竹田市の養蚕の歴史4 文久年間(1861年から1864年)馬淵小源次と水力製糸

竹田市の養蚕の歴史5 天保・文久~明治の養蚕業の発展

江戸時代

大分県の 養蚕の歴史1

大分県の 養蚕の歴史2

明治時代

大分県の 養蚕の歴史3

大分県の 養蚕の歴史4

大分県の 養蚕の歴史5

大分県の 養蚕の歴史6

大分県の 養蚕の歴史7

大正時代

大分県の 養蚕の歴史8

大分県の 養蚕の歴史9

大分県の 養蚕の歴史10

大分県の 養蚕の歴史11

昭和初期

大分県の 養蚕の歴史12

大分県の 養蚕の歴史13

連載予定

 大分県の養蚕の歴史 現代


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