【しるくわ日記】No.14 大分県の 養蚕の歴史 6

2017年10月24日

シルクワームのサンライズがある九州大分県の養蚕の歴史です。

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大分県の 養蚕の歴史6 明治時代4

大分県の明治時代の養蚕。

大分県は、明治40年から始まった十ヶ年計画の中で、顕著な成績を残した稚蚕の共同飼育の他にも様々な施策を施しました。
大分県の養蚕の歴史5 蚕の共同飼育

大規模共同乾繭所

明治42年から、県下12箇所で中止となっていた殺蛹乾繭所(さつようかんけんじょ)に補助金を交付し再稼働するとともに大規模共同殺蛹乾繭所の設置を奨励。

気象通知電報

大分地方測候所に経費を投じて、春蚕の時期に主な養蚕地50ヶ所に日々の気象電報を発信。電報を受信した場所では予報旗を掲げ周知。地域によっては小学生による伝達が行われたそうです。

参考資料:屋根上に気象観測施設が設置された府内城の着到櫓

参考資料:屋根上に気象観測施設が設置された府内城の着到櫓 明治時代中頃

蚕業の巡回指導

既にあった共同飼育指導を、蚕業巡回教師を増やし拡充強化。

養蚕検査

明治18年に小野帷一郎が農商務省(現:農林水産省と経済産業省)の蚕病試験所で習得し試みていた微粒子顕微鏡検査法を県事業として施行。45年から蚕糸業法によって行われるようになった。

※蚕の病気について
微粒子顕微鏡検査では、微粒子病(フランスのルイ・パスツールが原因を突き止めた病気)にかかった蚕を特定。
その後も蚕病の研究が進み、コウジカビ病等、多種類のカビ病や、ウイルス病、細菌病、原虫病(微粒子病)の存在が明らかにされてきた。
中でも、コウジカビ病は、養蚕農家が経験を元に「養蚕の作業をするときは、麹・味噌・醤油に触れたり近づいたりしてはいけない」と言い伝えられて来た身近な病気でした。


この十ヶ年計画によって成長した県の養蚕業は、繭の産出額を飛躍的に向上することに成功したそうです。


【しるくわ日記】養蚕の歴史シリーズ 目次

竹田市の養蚕の歴史1 古代 豊後風土記 直桑村

竹田市の養蚕の歴史2 万治年間(1658~1660)岡藩に養蚕業興る

竹田市の養蚕の歴史3 天保年間(1830年から1844年頃)養蚕の復興

竹田市の養蚕の歴史4 文久年間(1861年から1864年)馬淵小源次と水力製糸

竹田市の養蚕の歴史5 天保・文久~明治の養蚕業の発展

江戸時代

大分県の 養蚕の歴史1

大分県の 養蚕の歴史2

明治時代

大分県の 養蚕の歴史3

大分県の 養蚕の歴史4

大分県の 養蚕の歴史5

大分県の 養蚕の歴史6

連載予定

 大分県の養蚕の歴史 大正時代

 大分県の養蚕の歴史 昭和時代

 大分県の養蚕の歴史 現代


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