【しるくわ日記】No.13 大分県の 養蚕の歴史 5

2017年09月21日

シルクワームのサンライズがある九州大分県の養蚕の歴史です。

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大分県の 養蚕の歴史5 明治時代3

大分県の明治時代の養蚕。

明治40年 蚕の共同飼育が始まる

 明治40年にはいると、大分県が、養蚕業の振興を計る十ヵ年計画を立てました。
 十年後に10万石の産業へと育てる目標のもとに様々な施策を行います。
 その十ヵ年計画の施策の中で「稚蚕(ちさん)の共同飼育」がはじまりました。

【動画】蟻蚕(ぎさん) 孵化したての蚕 1齢幼虫 シルクワームのサンライズ

 孵化したばかりの蟻蚕(稚蚕)の飼育風景。

稚蚕の共同飼育

 この稚蚕の共同飼育は、現代にも通じる、養蚕業の基礎を支える特筆すべき取り組みでした。

 明治32年から、組合や農会を通して補助が行われました。最初は共同で活動する規模を30戸以上と定めていましたが、よりスムーズに活動が行えるように20戸以上に変えたりと試行錯誤を繰り返します。

 補助金の額も徐々に少額へと変えて行き、補助額に影響されずに持続できる産業へと育てて行こうとされたそうです。

 成績はとても良く、顕著に養蚕の冗費(無駄な費用)を省き、更には相互の研究の促進で技術が飛躍的に進歩しました。また、技術と情報の伝達を促し、伝習的な効果もあり、独立開業する人も現れるなど、広く良い影響を及ぼしました。

明治41年→45年の共同飼育組合数

  • 大分市:0→4
  • 西国東:8→53 ※現在の国東市
  • 東国東:6→52 ※現在の豊後高田市
  • 速 見:10→56 ※現在の別府市と杵築市の大部分
  • 大 分:20→40 ※現在の由布市の大部分と大分市・別府市の一部
  • 北海部:8→38 ※現在の津久見市
  • 南海部:10→31
  • 大 野:12→118 ※現在の佐伯市
  • 直 入:11→35 ※現在の竹田市
  • 玖 珠:9→21
  • 日 田:13→42
  • 下 毛:9→64 ※現在の中津市
  • 宇 佐:15→34
  • 合 計:131→588

【しるくわ日記】養蚕の歴史シリーズ 目次

竹田市の養蚕の歴史1 古代 豊後風土記 直桑村

竹田市の養蚕の歴史2 万治年間(1658~1660)岡藩に養蚕業興る

竹田市の養蚕の歴史3 天保年間(1830年から1844年頃)養蚕の復興

竹田市の養蚕の歴史4 文久年間(1861年から1864年)馬淵小源次と水力製糸

竹田市の養蚕の歴史5 天保・文久~明治の養蚕業の発展

江戸時代

大分県の 養蚕の歴史1

大分県の 養蚕の歴史2

明治時代

大分県の 養蚕の歴史3

大分県の 養蚕の歴史4

大分県の 養蚕の歴史5

大分県の 養蚕の歴史6

連載予定

 大分県の養蚕の歴史 大正時代

 大分県の養蚕の歴史 昭和時代

 大分県の養蚕の歴史 現代


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